2011年2月25日金曜日

オーダー☆マリッジリング プラチナ

DSC04087.jpg

マリッジのオーダーリングです。
ご主人用の依頼でした。
素材はプラチナ。

地金から作るとつなぎ目が出来てしまうので、
キャスト(鋳造)で作成しました。
つなぎ目、切れ目、はマリッジには縁起が悪いようです。




写真右側が、もともとのリング(奥様)
左側が、鋳造前のワックスで原型を作成したご主人用のリング。


10年以上前にMIKIMOTOで購入したものだそうです。
ご主人が指輪を失くされて、買い直そうとMIKIMOTOをのぞいてみたところ、
昔の価格の2倍になっていて驚いたそうです。

金属の高騰が激しいですからね~。

10年前の価格と比較したら、プラチナも金もシルバーも
何倍にもなってるから、商品価格が跳ね上がっているのも仕方ないんですよね~。

10年以上も前に結婚している夫婦、
今更、ご主人に10万近いリングを買うなんて、
普通の妻は二の足を踏みますよね~。
キモチ、わかります(笑)

それで、Haruka Bijyouxにオーダーありました。

デザインもサイズもほぼ同じにしながら、
わからない程度に余分なところを削ぎ落として
なるべく軽く、軽く、作りました(笑)
重さは価格に直結しますからね。

既製品では、金属の使用は本当にシビアです。
吹けば飛ぶほどの粉片でも殺ぎ落とそうとします。

で、奥様の方のリングにはダイヤモンドを入れます。
ハーフエタニティにするか、数個をとばして入れるかは、相談中。

ご主人のリングにはシビアなのに、
自分のリングにお金をかけることは厭わない。

笑っちゃうけど、まぁ、そんなものですよね。


プラチナ素材を扱うのは初めてだったので、
勉強になりました。

やっぱり金属ってそれぞれ特徴があって面白い。

今度、プラチナの特徴についても書きます。